カーオーディオの調整って難しい!
カーオーディオ調整は複雑なので、
つい業者任せにしてしまいがちですよね。
そこで、この記事では、
カーオーディオの調整に必要な、
各機能の設定の仕方について、
細かく解説していきます!
目次
カーオーディオではどんな調整ができるの?DSPとは?
カーオーディオでどんな調整ができるかは、
お持ちの機種によります。
スピーカーの音量調整なら、
どのカーステレオ・ナビでもできますよね。
最近のカーオーディオは、
スピーカーの音量調整だけではありません。
・各スピーカーの出力調整
・出力音域の調整
・出力時間の調整
・各音域ごとの調整
など、
調整できる項目が多岐に渡っています。
それらをデジタルで処理する機能を、
DSPと呼びます。
DSPとは、
Digital Signal Processorの略で、
元々は、アンプのように、
カーステレオ・ナビとは
別個の個体としてあったユニットです。
最近は技術の進歩により、
DSP内蔵のカーステレオ・ナビが、
ほぼ標準装備されています。
もちろん、機能面は、
価格と比例関係にあります。
細かい調整機能を求めれば、
それだけ値段が上がると考えていいでしょう。
DSPを使ってできる主な調整機能
スピーカーの音の出を、
早くしたり遅くしたりする、
タイムアライメント。
音域ごとの調整や、
スピーカーユニットごとの調整ができる
デジタルクロスオーバーネットワーク。
音響特性に合わせて、
特定の周波数を調整するイコライザー。
音響調整ができるカーオーディオなら、
少なくとも、
この3つの調整はできるはずです。
カーオーディオの調整を始める前に
カーオーディオの調整を始める前に、
確認しておくことがあります。
カーオーディオの調整をするということは、
おそらく、
セパレート型のスピーカーを
使っていると思います。
ここで、1つ確認しておきたいことは、
パッシブネットワークをつないでいるか、
ということです。
パッシブネットワークを使うか使わないかで、
調整の仕方が変わってきます。
パッシブネットワークを使わず、
各スピーカー(ツイーター・ウーファー)
からアンプ(ヘッドユニット)に、
直接つないでいるのであれば、
DSPを使って調整を始めても大丈夫です。
もし、まだスピーカーを
取り付ける前の段階であれば、
一度こちらの記事を読まれることを
おすすめします。
どの順番から調整していくのがいい?
オート機能があるなら、
まずはオートTA(タイムアライメント)、
オートEQ(イコライジング)
から始めるのがいいです。
オート機能がない場合は、
マニュアルで、TAから始めましょう。
タイムアライメントの調整方法
オートTA機能があるなら、
説明書に従って進めていきましょう。
ヘッドレストにマイクを取り付け、
オートTAをスタートさせれば、
5分ほどで設定は完了します。
オートTA完了後、
音楽を鳴らしてみましょう。
真正面から音が鳴るようなら完成!
音場が正面定位せず、
右や左に寄っていたり、
分離していたりする場合、
マニュアルで調整していきます。
マニュアルでの調整方法については、
こちらの記事をご覧ください。
デジタルクロスオーバーネットワークの調整方法
タイムアライメントの調整が済んだら、
次は、クロスオーバーの調整です。
クロスオーバーでは、
調整することが2つあります。
1つは、high(ツイーター)と
mid(ウーファー)の調整。
そして、もう1つは、mid(ウーファー)と
low(サブウーファー)の調整。
調整の順番は、
high(ツイーター)と、
mid(ウーファー)の調整から始めます。
デジタルクロスオーバーネットワークの
具体的な調整方法については、
こちらの記事をご覧ください。
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イコライザーの調整方法
タイムアライメントと、
デジタルクロスオーバーを調整して、
それでも、どこかの音域の
音量が足りない場合に使います。
スピーカーの特性により、
特定の音域の向き不向きがあるので、
それを補うために使う程度です。
ただ、基本的には、いじらず、
フラットにする方がいいです。
タイムアライメントと、
クロスオーバーの調整を
しっかり行っていれば、
EQをいじる必要はないはずです。
オートEQの設定だけしておいて、
オートEQオンとオフの音の違いを
比べてみてください。
私はオフの方が違和感なく聞こえましたが、
音の好みもあるので、
好きな方を選べばいいでしょう。
カーステレオ・カーナビのおすすめは?
カーステレオ・カーナビの
おすすめについては、
こちらの記事で紹介しています。
以上、カーオーディオの
調整方法を紹介しました。
私は、DEH-P01を買って、
かれこれ5年以上調整していますが、
それでもまだ、
「これが完璧」という
音響にはなっていません。
それは、スピーカーや
サブウーファーを交換することで、
また、音の聞こえ方が変わるからです。
でも、音を調整しながら、
聞こえ方の変化を楽しむのも、
ドライブの楽しみの1つになりますよ!